チョウザメの養殖から食肉販売、チョウザメ料理まで何でも紹介するチョウザメ情報館。
まずチョウザメのお肉の調理の基本、消費期限と〆た後の食べごろについて紹介します。
研究機関の調査では、一般的に魚肉を刺身として食べる場合、水揚げ直後のお魚と冷蔵庫で貯蔵したお魚を比べると
意外なことに1日以上冷蔵庫で貯蔵したお魚の刺身が美味しい(歯ごたえと旨さの指標であるイノシン酸の量的に)
という結果がでています。
チョウザメの場合も同様に、〆た直後より2~3日冷蔵庫で貯蔵したチョウザメ肉の方が美味しいという結果がでています。
(2~3日冷蔵庫で4℃で貯蔵した場合、チョウザメ肉中のイノシン酸の量が最大になるようです)
ちなみにチョウザメ肉の中にいる菌の量的な見地から言うとチョウザメ肉は〆た後4日目以内に食べた方が衛生的に良いとの事です。
また、チョウザメ肉は他の魚と比べ歯ごたえが強いのですが、
〆た直後から徐々に硬くなり、1日冷蔵庫で貯蔵したあたりで歯ごたえが一番硬くなり、その後柔らかく食べやすい硬さに落ち着くようです。
適度な歯ごたえになるのが冷蔵庫で2日貯蔵以降との事で、先ほどのイノシン酸の量的に美味しくなるのも2日目~3日目という事でしたので
チョウザメの食べごろは〆た後冷蔵庫で貯蔵して2日から3日が食べごろといえます。
軟骨のコリコリとした食感が楽しく美味しい唐揚げです。
チョウザメ軟骨には健康食品として注目されているコンドロイチン硫酸を多く含んでおり、健康にも良さそうな逸品です。
濃厚かつ非常にコクのあるチョウザメスープ。お蕎麦の出汁、お鍋、ラーメンなど様々な用途に活躍。
3つ星レストランの常連食材というのがうなずけます。
とにかく濃厚で、独特のコクをもっているため、個人的にかなり記憶に残る味です。